SAPリモートクライアントコピー(テスト環境構築)
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SAPシステム検証環境へのテストデータ高速移行サービス
REALTECHはSAP S/4HANAを含むお客様のSAPシステム検証環境へテストデータを高速で必要なもののみ移行します。EPI-USE Labsの提供する移行ツールを用いたオプションサービスをご利用いただくことでそれぞれの検証環境が持つ目的に応じたデータを厳選することができます。移行対象と期間を指定することで移行データ量が抑えられます。検証環境のためのディスクスペースを節約するメリットもあります。
例えば、次のような環境も安近短(Secure, Easy & Quick)に構築可能です。
- SAP システムトレーニング環境:
ピンポイントで少量のデータを移行できるため、特定の範囲指定をしたデータを例えば1週間ごとに本番環境から反映させることができます。トレーニングデータを最新に保つことができます。 - S/4HANA POC環境:
期間や会社コード毎のデータの移行。不要データ(ワークフロー、IDoc等ログなど)を除外。機密データのマスキング※1による安全確保により、様々なクラウド環境にリーズナブルなPOC環境を構築する事ができます。 - サポートパッケージ適用検証環境:
低いリリースから高いリリース環境へ本番環境からのデータを速やかに移行することができます。アップグレードやサポートパッケージの大幅なバージョンアップ用の検証機としてご利用ください。期間定義など、必要最小限の移行データの選別により効率化されます。(例 ECC6 Ehp4 から Ehp8など)
※1 一般データの保護規則(GDPR)やSarbanes Oxleynなど、Global Data保護基準に準拠しています。また特定要件の対応も可能です。
Data Sync Manager
Data Sync Managerという製品には4つの分野があり、お客様のプロジェクトに応じた組み合わせを提案します。本番環境からデータを持っていくことを想定しており非常に精度の高いテストデータが準備できます。
データはマスキング指定することで、センシティブな情報(銀行情報、個人情報など)を現実のものではない内容に自動的に変換しデータの安全性を確保することができます。
また、データをスライスするときには重要なデータの依存関係(例えば伝票のみではなく紐づく長期間の契約があればそれも)も損なわれることはありませんし、複数プロセスを並行で流しかつデータ量をコンパクトにすることで短時間での移行を可能にしています。
- トランザクション/マスタデータコピー(Client Sync)
クライアントデータコピーの機能ですが、フルクライアントコピーではない移行データの切り口を選ぶことができます。トランザクションデータのみ、マスタデータのみなどが選べ、さらにそれらの過去1か月分、過去半年分という期間も指定できます。ワークフローやログなどの不要なデータは除外でき必要なもののみカスタムしていきます。 - 特定モジュールコピー(Object Sync)
クライアント全体ではなく、業務上の切り口で移行データを選ぶことができる機能です。例えば販売管理や購買管理での伝票の種類に紐づくトランザクションデータや、マスタでは価格、税率、得意先/仕入先などの職務上の観点でビジネスオブジェクトが用意され、細かく指定することができます。 - シャッフリングコピー(Data Secure)
テストデータ匿名化の機能です。指定したデータをシャッフリングします。例えば住所を別の企業のそれへ移し、現実には存在していないマスタを自動で作成します。データが入れ替わるだけなので、活用したいテストデータの量が乏しく空白項目の散見する検証機を防ぐことができます。 - クライアント非依存データコピー(System Builder)
本番環境でのリポジトリオブジェクトとクライアント非依存のデータを完全コピーする機能です。システムのベース部分のみを短時間に作ることができます。System Builderで構築した環境に、Client SyncやObject Syncでデータを移行し、短期間かつ安全にテスト環境を用意できます。