アプリケーション開発ツール「SAP Screen Personas 3.0」の事例

SAP Screen Personas 3.0 は、自社が使いやすいようなSAP画面へのカスタマイズを可能にし、生産性向上とコスト削減を実現できる画面ツールです。SAP社は「SAP Screen Personas 3.0導入 でSAP画面をカスタマイズ・簡素化した企業は、50%から200%の生産性向上と40%から60%のトレーニングコスト削減を実現している」と、導入することで得られるビジネスメリットの高さを説明しています。

目次
  1. 評価プロジェクトの発足の背景
  2. 評価プロジェクトで重視したポイントを「SAP Screen Personas 3.0」インストール・画面開発することで 実現
  3. 実装後の展開

評価プロジェクトの発足の背景

SAP ERPは、世界中のベストプラクティスを集約したERPパッケージのため、標準画面は様々な業務・業種に対応する汎用的なものになっており、ユーザーが普段入力に使用しない項目も表示されています。また、画面構成が固定されていたり、入力項目が定められていたりします。

自社の業種や業務に沿った画面にカスタマイズする場合、一般的な対応としてはSAP ERPのシステムに手を加えて画面をカスタマイズすることになりますが、コストと工数を要します。

A社の場合、海外関連会社ではSAP標準画面を使用していましたが、ユーザーが普段使用しない項目や要素が多数画面表示されているため、入力が煩雑になり、ミスが多発していました。しかし、SAP標準画面は自社に関係ない項目や要素が多いため、使用マニュアルをつくることも困難になっていました。また、社員(ユーザー)の入退社が頻繁なため、SAP標準画面を使って業務をするためには、社員(ユーザー)へある程度の教育期間が必要でした。

そこでA社は、コストと工数を抑え、自社が使いやすいように画面をカスタマイズ・簡素化することが必要だと判断しました。そうすることで入力業務を効率化し生産性をあげるとともに、新しい社員(ユーザー)の習熟度を上げる研修コストも削減できると考え、製品を比較検討して導入するための評価プロジェクトを発足させました。

評価プロジェクトにおいて、弊社は豊富なSAPの知識と経験をもとに、SAP Screen Personas 3.0 評価支援を行いました。

重視したポイントは、以下の通りです。

  1. 画面の簡素化、使いやすさの向上
  2. 複数トランザクションの自動実行
  3. 開発管理のしやすさ
  4. 開発コスト・導入の時間が少なくてすむ

評価プロジェクトで重視したポイントを「SAP Screen Personas 3.0」インストール・画面開発することで 実現

画面の簡素化、使いやすさの向上

画面の不要な項目の非表示・並び替え、テキストの追加・変更、タブの統合、色の変更などのカスタマイズができました。そのため自社の業種・業務に合った画面に簡素化することでき、登録作業の効率化、入力作業の精度が向上し、生産性向上が期待できるとの評価をいただきました。

複数トランザクション実行

画面遷移制御、複数トランザクション実行で、前トランザクションで入力した値を後続トランザクションに引き継げました。

開発管理のしやすさ

必要なタスクが一覧表示され、管理が容易になり、作業時間が短縮しました。

開発コスト・導入の時間が少なくてすむ

「SAP Screen Personas 3.0 」は、SAP software centerからダウンロードし、アドオンとしてインストールします。ライセンス料は不要で専用サーバも不要のため開発コストを抑えることができました。また、システムに手を加えなくても画面の項目、色、デザインなどを短時間で変更できるので、導入時間が少なくてすみました。

実装内容 基本的な開発 ダッシュボードの開発

実装内容 基本的な開発 ダッシュボードの開発

「SAP Screen Personas 3.0」実装内容の簡素化

「SAP Screen Personas 3.0」実装内容の簡素化

「SAP Screen Personas 3.0」の複数画面を集約

「SAP Screen Personas 3.0」の複数画面を集約

「SAP Screen Personas 3.0」の管理画面

※フレーバ管理、ロール管理、移送など、必要なタスクがわかりやすく一覧表示されます。

ペルソナ管理画面-1

 

実装後の展開

モバイル対応

「SAP Screen Personas 3.0」の機能の一つであるSlipstream Engineを使うことで、カメラでQRコード読み取り、モバイルネイティブ機能を簡単にJavaスクリプトで呼び出せます。モバイルカメラでの撮影写真を伝票に添付することも可能となります。

SAP S/4 HANAにも対応

SAP S/4 HANAとの親和性が高く、SAP S/4 HANAに移行後も基本的には使用可能。移行前に現状の画面から「SAP Screen Personas 3.0」に変更することでSAP S/4 HANA移行後の画面変更等の対応工数を減らすことが期待できます。

お客様からは、低コスト・短時間で実装でき、業務ごとにわかりやすい入力画面に設定することができるので社員(ユーザー)教育期間の短縮もできるとの評価をいただきました。弊社では、SAP Screen Personasのコンサルティングから導入までを一貫して支援し、お客様の要望に合わせた提案が可能です。

従業員の生産性を向上させ、トレーニングコストを削減するために画面のカスタマイズ・簡素化をしたい、といったご要望がありましたらリアルテックに是非ご相談ください。