仕事の醍醐味は裁量の大きさに比例する|取締役 西村

 2020.04.11  リアルテックジャパン株式会社

取締役兼マネージャーを務める西村さん。
グローバルでもトップクラスのシェアを誇る外資系ソフトウェアメーカーに在籍していた折、リアルテックジャパンにジョイン。
メーカー出身だからこそ見える視点とリアルテックジャパンの存在意義、価値についてお聞きしました。
また、独自のマネジメント論にも触れリアルテックジャパンの風土と「らしさ」を存分に語っていただきました!

ソフトウェアメーカーでは体験できないリアルテックジャパンの魅力とは?

 

リアルテックジャパンにご入社されるまではどんなことをされていたんですか?

 
 

新卒で外資系ソフトウェアメーカーに入社しました。
グローバル規模でもかなり大きくて、業界で言うとトップ3には入るような企業でした。
そこで技術寄りの仕事をしていて、ソフトウェア開発、サポート、プリセールスなど幅広い仕事をさせていただきました。

 
 

なぜリアルテックジャパンにジョインしようと思ったんですか?

 
 

転職理由はいろいろとあるのですが、一番はメーカーとしての立ち位置が自分とは合わないなと感じるようになったことです。
どういうこと?ってなりますよね。(笑)
わかりやすいように言うと、メーカーはソフトウェアを作っていて、販売はコンサルティングファームやSIerなどをはじめとするベンダー(=代理店)が担うことが多いんです。
もちろん直販もやっているのですが、メインは代理店が担うのでクライアントとの接点が少ないんですよね。
で、クライアントから連絡がある場合って大半の場合はトラブルになった時。
ソフトウェアが動かなくなったとか。
例えば、コンビニでチョコレートを買ったとします。
メーカーはチョコレートを製造している。でも販売しているのはコンビニなどの小売業。
チョコレートが美味しかった時に、わざわざメーカーに問い合わせて「美味しかったです、ありがとうございました」と言いませんよね?
メーカーに連絡する時って大半がトラブルの時だと思うんですよ。
中を開けたら割れていた!とか。
それと一緒なんですよね。
もっとクライアントに向き合って、製品などのハード面だけで解決するのではなく、いわゆるソフト面での解決をしていきたいなと思ったのが理由でした。
メーカーでなければならない理由がなくなったという感じです。

 
 

なるほど、すごいわかりやすいですね。(笑)
リアルテックジャパンではどんな役割を担っていらっしゃるんですか?

 
 

技術者として入社したんですが、実際はビジネス開発的な役割を担っています。
イメージで言うと、リアルテックがやっていない領域のビジネスを0から作っている感じ。
当社の一番の強みはSAP BASIS領域ですが、インフラ領域をやっているとハードウェアもソフトウェア、ミドルウェアやOSなど様々なタッチポイントがあります。
テクノロジーの変化も激しく、それに合わせてクライアントも変化し続けていくことが求められる。
時には業務や事業も変化していかなくてはならないんです。
そんなクライアントに対して我々の強み以外の領域でもご支援ができるようにしていき、ソリューションの幅を広げる意味合いも込めて、海外のソフトウェアやツールベンダー様とアライアンスを組みながらローカライズをしていたりしています。
最近で言うと、ジョブ管理システム(=ジョブスケジューラ)など自動化へのニーズはとても多いです。
もともと私が自動化が得意なこともあって、リアルテックジャパンの強みである領域にもタッチしてくるのでツールやソフトウェアはあくまでもツールであり手段として捉えて、クライアントにとって適切な状態を作り出すことを引き続きやっていきたいですね。

 

ジョブ管理システムとは?
複数のジョブ(プログラム、バッチ処理)の起動や終了を制御したり、ジョブの実行・終了状態の監視・報告などを行うソフトウェアである。

 

リアルテックジャパンないしは西村さんの存在価値ってどんなことでしょうか?

 
 

クライアントだけではできないことをやることが一番でしょうね。
それができることが価値だと思います。クライアントが課題解決に向けて行うアクションを我々が代用させていただいていると思うのですが、その中にあるノウハウやプロだからこそ提供できる負荷の削減などを結果として提供する。
またクライアントが望む結果をスピードという観点でも我々でしかできないレベルもあると思うので、その部分ももちろん価値になると思います。
価値を提供し続けること、我々でしかできないこと、レベルをもっと高めるためには我々自身が新たなことにもチャレンジして、トレンドが早い中で様々なツールやソフトウェアに関する知見を高めていくことが必須だと思いますね。
私の個人的な想いは「クライアントがシステムに使われるのではなく、システムを使う状態」にまで昇華することですね。

 

まとめ

・メーカーでは味わえない、真にクライアントに寄り添うことを求めてリアルテックジャパンにジョイン。
・クライアントの課題を解決すること。そのための手段がソフトウェアであり、ハードウェアであり、その他多くのソリューションである。
・テクノロジーの変化により、クライアントも日々変化していかなくてはならない。それを支え、一歩リードして並走するのがリアルテックジャパンの存在価値。
・「クライアントだけではできないことをやること」こそが価値である。
・「クライアントがシステムに使われるのではなく、システムを使う状態」にまで昇華したい。

-部下が上司に臆することなく文句を言える会社でありたい

 

マネジメント論について教えてください。
現在、取締役、マネージャーという役割を担っていらっしゃると思いますが、リアルテックジャパンの思想みたいなものがあれば教えてください。

 
 

そうですね。
正直うちはガチガチの組織系統ではないと思いますね。(笑)
成果主義を取り入れていますが、成果が出ないと評価が下がるようなドライな感じではないです。

 
 

なるほど。

 
 

会社という構造上組織にすることが合理的なので、組織図が生まれる。
その中でマネジメントという役割があるだけだと思っているんですよね。マネージャーは偉いのか?という問いかけをされた時に、私は偉くはないと答えます。
私よりもメンバーであるエンジニアの方がSAP BASISやその他のITに関する知識や技術は圧倒的に持っています。
ではマネージャーの役割はなんなのか?ということで申し上げると、
現場のメンバーがクライアントに対して責任を持って対峙できる状態を作ることだと思っています。
それがマネージャーの仕事であると。
そのために、定期的にメンバーと直接話をしてメンバーが感じていることを聞くこと。
例えばそれは、クライアントに対して言いたいけど言えなくて困っていることなども含まれます。本音の部分で感じていることなどですね。そういう声を拾うことが何より大切で、時にはクライアントに私からご提言差し上げることもございます。私がそうなのでだと思うのですが、どうせ働くなら楽しい方が良いし、そんな状態を作るのがマネージャーであってほしいと。(笑)

 
 

すごい働きやすそうですね。(笑)

 
 

働きやすい環境だと思いますよ。(笑)
裁量は全部渡すのが大切だと思っていて、細かい指示は落ちてこない会社だと思ってもらえると良いかもしれません。ゴールまでのプロセスはメンバーひとりひとりがアレンジする方が良いと思っています。
それが仕事の醍醐味で、「この仕事は自分がやった!」とメンバー自身が言える状態が理想だと思っています。
なので、案件の話もクライアントはこんな背景で仕事の相談をいただいていて、期待値はこれです。
こういうコミュニケーションをクライアントは求めているなどの大まかな情報は共有しますが、あとはメンバーが手動でプロジェクトを進めていっています。
メンバーがそこは好き勝手やって良くて、マネージャーはメンバーの成長やスキルを習得できる機会や環境を壊さず、それを維持することが仕事なのかなと思っています。
なので、メンバーがやりたいとかこんな案件を経験してみたいなど要望などに合致する案件があれば、スキル習得のために案件を獲りにいく場合もありますし、大きなプロジェクトの中の一部分だけを切り取ってそこを全部任せることもしています。
これは私だけではなくて、先輩社員もそういうことを意識する風土があると思います。皆が一本立ちすることが理想であると全員の意識にあるからだと思いますね。

 
 

「皆が一本立ちすることが理想」
そんな風土が会社全体にあると。

 
 

はい。
部下が上司に臆することなく、いい意味で文句を言える環境って大事だと思います。
仕事の進め方で不満があればどんどん上げてもらうようにしています。
それが結果的にクライアントに対しての価値提供につながっていくと思っていますので、常にそういった意識でやっていきたいですね。

 
 

リアルテックジャパンのメンバーらしさとは一体なんでしょうか?

 
 

クライアントに言われた通りのままやるメンバーはいないと思います。(笑)
どういうことかと言うと、クライアントがこうやってほしいとのご依頼やご相談をいただいた時に、他の方法や別の手段の方がベストであればそれを必ず口にする。クライアントが常に正しい解を持っているとは思っていなくて、プロとして別の解が適切であれば、クライアントに対して「それはおかしい」と面と向き合って伝える。
3ヶ月でこの方法でやりたいと言われても、この方法だと1ヶ月でやれますよと。
クライアントの言葉をそのままやるのは作業者なので、価値が生まれないと思っていて。
それをプロとして、適切なものを提案して一緒に作っていくスタンスを持って進めていく。
それがリアルテックジャパンのメンバーらしさだと思いますね。
あとは、他社が踏み込めないところに平気で踏み込むのが我々の強みですね。(笑) きつければきついほど燃えるメンバーが多いのも特徴だと思いますね。

 
 

なるほど。

 
 

先ほどリアルテックジャパンにジョインする理由でもお話ししましたが、私はもともとこの業界にいなかったからこそ、リアルテックジャパンが提供している価値や仕事のありがたさがよくわかるなと思います。なぜこの仕事をクライアントから頼まれているのか?
我々がクライアントの課題解決をするのは当たり前で、それ以上にクライアントのやらなくても良い苦労や割かなくても良い時間をも削減する。

そこが価値であって、「ありがとう」とお言葉をいただく。
だってですよ。
クライアントに真正面から向き合わないと「ありがとう」って言葉はもらえないですから。

 

まとめ

・マネージャーというのは役職ではなく、役割である。
・マネージャーの仕事は「現場のメンバーがクライアントに対して責任を持って対峙できる状態を作ること」。
・ 「この仕事は自分がやった!」とメンバー自身が胸を張って言える状態を作りたい。
・ 理想は「皆が一本立ちすること」である。
・部下が上司に臆することなく、文句を言える会社でありたい。
・クライアントの言われるがままの作業者にはなるな!
・ 「ありがとう」の言葉をもらえる時がリアルテックジャパンの価値が発揮できている時である。

-野心と欲求が仕事をする上で一番大事

 

西村さんが一緒に仕事をしたいと思うメンバーの条件ってどんなものがありますか?

 
 

野心や欲求、欲望がある人がいいですね。
ギラギラしてる感じ。(笑)
年収あげたいんです、稼ぎたいんです。
ウェルカムですね。
こういう方だと稼ぎ方を教えよう!というスタンスになりますね。

 

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