Kernel 700のサポート終了とKernel 720への更新
2012.03.05 リアルテックジャパン
RECENT POST「技術情報」の最新記事

この記事が気に入ったら
いいねしよう!
2012.03.05 リアルテックジャパン
3月1日付のSAP ジャパンサポートニュースでもご案内されておりましたが、
2012 年 8 月 31 日でKernel 700、701、710、711 に対するSAP社のサポートが終了します。
これらのKernelをご利用のシステムはKernel 720に更新する必要があります。
注意点としては、Note 1636252にある通り、 NetWeaver 7.0 と NetWeaver 7.0 Ehp1のJavaおよびABAP+JAVA環境には適用できないことです。
Kernel 720には、Kernel 720とKernel 720 EXTがあります。
Kernel 720 EXTは、当初はNetWeaver 7.0 Ehp2、NetWeaver 7.2、NetWeaver 7.3でのみ
利用可能でしたが、現在はNetWeaver 7.0でも利用可能になっています。
表にまとめると以下のようになります。
― の箇所は、本記事のトピックであるkernelの更新が不要であることを意味しています。
ERPシステムの運用の中でNetWeaverのバージョンを意識することはないので、 「自社のシステムのNetWeaverのバージョンは何だっけ?」 となる場合があるかもしれません。
その場合は、ERPシステムにSAP GUIでログオンして、 メニューバーの System -> Status をクリックすると表示される画面の 左手中段(SAP System Data)の虫眼鏡のアイコンをクリックしてください。
すると以下のような画面が表示されますのでSAP_BASISの行のRelease列を確認してください。
これはERP6.0 Ehp5での表示ですが、SAP_BASISは702になっていますので、
NetWeaver 7.02 (NetWeaver7.0 Ehp2)であることがわかります。
ERP6.0の各エンハンスメントパッケージとkernelの関係を表にすると以下となります。
実際にKernelをアップデートする手順は、Note 1636252やNote 1553301に記載されていますので
ご確認頂くことができます。
上記LINK先を閲覧するためには、SAP社Marketplace IDが別途必要です。
保守期限は、2012/3/5現在の情報に基づいており、これらの情報は随時変更される可能性があります。
ご自身で必ず確認するようにしてくださいね。
長文、最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったら
いいねしよう!