ドイツでPocket WiFiを使う(それもSAP本社近辺で)

 2011.02.23  リアルテックジャパン

2011/3/10 追記

PrePaidの月額プランは通信量が月5GBまでの制限付きでした。(制限を超えた場合、通信速度が激遅になりましたが、とりあえずは使えます。)

本ブログはSAP関連の技術特化サイトですが、これもSAP関連の技術;)ということで今回は番外編です。

ちょうど今、弊社コンサルタントがドイツのリアルテック本社に出張中です。(ちなみにリアルテック本社はSAP本社のすぐ隣にあります。)こちらのサイトを訪れるコアなSAP関係者様の中には、SAP 本社でしか行われていないマニアックなトレーニング受講などでWalldorfに出張される方も少なくなかろうというところで、ご参考までに掲載します。

文面がフランクなのは、元の文章が弊社内向けということで、あえて現地のライブ感を残したく、予めお許しくださいませ。

まずは今回準備したものはこちら。(D25HW以外はすべて現地調達です。)

O2PrePaid-H25.PNGはじめに、この方法は違法ではありませんが E-Mobile や Softbank からは当然ノンサポート、下記の内容の実施もすべてAt your own riskですのでお忘れなきように。

そもそも、Pocket Wifi の機器は中国のファーウェイ・テクノロジーズ社が製造しているものを日本用にカスタマイズしただけで、そもそもの製品企画は海外向けです。本体には SIM ロックがかかっていないため、 WCDMA/HSPA のキャリアの SIM カードさえあれば使えるのです。このように SIM ロックフリーな端末で、世界中の旅先で現地 SIM を購入して電話やネットをするのは海外では普通かと思います。

1.必要なもの

     ・度胸/根性/多少の図々しさ

     ・D25HW 本体と管理用PIN (Softbank のC01HW でも同じだと思います)

     ・パスポート

     ・50€ 程度

2.得られる対価

      ・異常に高速な自分用Wifi (一か月使い放題)

      ・経費節減(ホテルとかだと1日で10€/1 MACアドレス以上します)

3. 手順
基本は、SIMロックフリーなプリペイドSIMを入手して、アクティベートして(店でもやってくれると思います)、D25HWにさせば使えます。

D25HWはSIMロックなしです。購入したSIMには少額しか権利がついていないので、権利を買い増しして現地の携帯で権利の追加をして月額定額プランをアクティベートすればD25HWが無制限のWifi基地になります。

3-1. Walldorf 周辺で滞在の場合、Heiderberg にある家電量販店 Saturn(ザトゥーンと発音) や Media Market などに行きましょう。私は Media Market に行きました。現地情報では、カバー範囲が広いキャリアは Vodafon, O2, Eplus あたりです。

Heidelberg-Walldorf では O2, Voda, EPlusはばっちり入ってました。

Ja!mobil は入りません!(人柱確認済)

O2は定額プランが24€位で通信データ制限なし

Vodaは定額プランが40€で通信データが3Gに達すると回線が劇遅になるそうです

Eplusは調べきれませんでした

 買うものは、

    ・O2のプリペイドSIM付きの携帯(私はワゴン売りのSamsung 18€を買いました)

    ・30€のプリペイド追加権利(そういう紙です)

ちなみに複数人でやる場合、携帯は1台でOKです。あとはSIMだけ(3€)買いましょう

SAPデータコピーツール Data Sync Manager
SAPユーザー必見!テスト・トレーニング・データ移行時に機密データを守る方法は?

お店に行ったら、SIMカードがぶら下がりで大量に売っていますので、そのあたりの店員を捕まえましょう。会話の流れはこんな感じでした。

買うものは決まっているのですが、まぁ会話ですから、、、

R : 私は日本から来ました。SIMロックフリーなプリペイドSIMカードを探しています。用途はInternetアクセスのみで、月額定額プラン(ドイツではFlat rateといいます)のあるものを探しています。おすすめのものを教えてください。

店 : いっぱいある。パスポートがあればあなたも買えますよ。ちなみにどこで使うの?

R : Walldorf の xxxxx で使います。SAPのそばです。

店 : そのエリアならO2かVodaだね。(そこから先に書いたような料金情報を教えてくれました)

R : Activate してくれる?

店 : いいぜ。月額定額も入るんだよな?ならSIMと30ユーロの追加権利だな。

R : 追加権利の操作をする携帯持ってないから携帯を1台くれ。

店 : そこのワゴンのO2ってかいてるのからなんか選べ。

R : これ(Samsung)でよろしく。

店 : パスポートとクレジットカード(支払能力の確認)提示してくれ。

R : これだ、よろしく!

店 : OK。3契約分Activateするよ、お前の名前で3個やるから(3人買ったので)まっとけ。

店 : 1契約で3回署名、つまり9回署名だがんばれ。

店 : できたぜベイビー。Flatrateプランに入れておいた。レジで支払いをしな。そしたら30€追加権利行使用のcash codeをくれるからあとはがんばれ。なんか困ったらまた来い。俺はいつでも助けてやる

R : 愛してるぜべいべー
(日本語も読めないだろうし、見ちゃいないと思うが、店員さんありがとう!無事できたよ!!)

レジで支払いをすると30ユーロの追加権利用のcashコードが印刷された紙をくれます。

帰りましょう。街中でやるとあほっぽいです。

3-2. 携帯をあけましょう。SIMカードホルダーからSIMを外しましょう。ホルダーにはPINが書いてあるので捨てたらだめよ。
携帯にSIMを入れて電源を入れましょう。ドイツ語でしょうけど、気にせず行きましょう。

電源を入れると PIN を聞かれます。ホルダーに書いてある4ケタの方の数字を入れてください。しばらく待つと3通くらいSMSが来ます。(何通来るかわからんので5分も待てばいいでしょう)

たぶん内容は、1通目がxxxxにあくてぃーべーとされました(xxxxは店員が処理した日時)、2通目がプリペイドでいくら分の権利があるか(最低限しかありません)、3通目がお前は月額プランで契約してるぜだと思います。(たぶんね、、、翻訳してません。雰囲気です)

SIMホルダーが入っていたパッケージに説明がありますが、携帯を使って30ユーロの権利をSIMに追加します。

 O2-Number.PNG

O2の場合、

*103*XXXXXX#

です。xxxxxxはレジでもらったcashcode です。(ハイフンは不要、12桁でした)

コールボタンで実行すると即座に画面に30ユーロの追加を実行したと出ます。

で、またSMSがきます。たぶんそっちには月額プランに必要な料金をもらったので開始したぞゴルァ、いつまで有効だ!とか書いてあるんだと思います。まあ、もはや携帯に用はないので電源オフでとっととSIMを抜きましょう。

3-3. D25HW にSIM をさしましょう。もともと入ってるE-MobileのSIMは日本に帰るまで大事にとっときましょう。
電源を入れるとPIN LOCK って出ると思います。勝ったも同然です。認識されている証拠です。

 
ちなみに下記の写真ではすでに設定完了後なのでo2-deにつながっています。

O2-de-H25.PNG

ここで大事なのはEMの画面で左下が”M” (マニュアル)になっていることです。”A” (オート)の場合、Wifiネット接続ボタン(右側面の一番上)を長押しで”M”にしましょう。これをしていないと設定を変更できません。

D25HWのwifiが稼働しているのを確認したら、PC,iPhone,iPadなどでD25のwifiにつなぎましょう。ブラウザで 192.168.1.1 (これがdefaultです。変えてる人は自分のに合わせてね)を開いてEM管理ツールにログインしましょう。ちなみに初期設定では

admin(小文字) / 5桁のPIN

PINはふつうは本体にシールが貼ってあって書いてありますが、RTJの場合D25HWをもらった時の箱にはいっていたはずです。

まずはSIMのPINを入れる画面になっているのでSIMホルダーのPINを入れてください。

次に設定 -> 3G設定 -> EM ChipPIN管理 にいきます。

“無効にする”が表示されている状態で、PINをいれて適用してください。これをしないと毎回電源入れるたびにPINをいれるはめになります。適用しても再度画面を読み込み直ししないと無効にするが表示されていますが問題ありません。
私のはすでに無効にしたあとなので、有効にするが表示されています。

EMOBILE-Tool.PNG

次です。設定 -> 3G設定 -> プロファイル管理 に行きます。

EMの設定が表示されてますので、(私のはすでに作成後なのでプロファイルリストが作成した名前になっています、たしかemb.ne.jp(D)とかだったと思います)

EMOBILE-Tool2.PNG

プロファイル名 : O2 とか適当

ユーザー名 : 消す

パスワード : 消す

APN : internet

に書き換えて保存です。
これは既存の上書きでなく、新規プロファイルの作成操作になります。
私は最初ビビッて、設定のバックアップとかしましたが、、、新規に追加で作られるので、日本に帰ったら元のプロファイルを有効にするだけで復帰できます。

この設定はキャリアごとに変わります。<キャリア名>  SIM  APN あたりでググればでてきます。ほかのキャリアの場合は自力で何とかしてください。

 
最後は 接続 にいき、プロファイル設定にさっき作ったプロファイルを選んで終了です。

EMOBILE-Tool3.PNG私のは接続されている状態ですので、設定を選べない画面です。これが最初にD25HWで接続モードをオートからマニュアルに変えた理由です。オートのままだとここで作成済のプロファイルを選べないのです。マニュアルモードでかつ接続していない状況ならプロファイルを選ぶことが出来ます。

これで日本で使ってるのと同じようにWifiつなぎ放題です。1個のD25HWで5台まで接続できるので、電波が届くなら近所3部屋程度で共有可能でしょう。
ちなみに規格では付属AC電源で充電中なら100M、バッテリ稼働(USB接続中も)なら10-20Mってことになってます。100Mって何気にすごい、、、ACもってくればよかった、、、、
 
これでご飯探しやお買いものもiPad等で情報を見ながら行けます。ちなみにホテルの部屋からもこの通り、激早です。

Display-blog.PNG

Enjoy!

 以上です、最後までお読み頂きありがとうございました。


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