昨日から始まったCloudDays Tokyo 2013春、会場となったホテルニューオータニには朝一から多くの方々が来訪されていました。
どの講演会場も満杯、展示ブースも同様で「これはバブルの再来か?!」と思わせるほど熱気のある会場です。
今回日本マイクロソフト様のセッションの中で弊社コンサルタントが作成支援したコンテンツをご紹介頂きましたので、本ブログでもご紹介させて頂きます。
高添さんのBlog「高添はここにいます」トップにある「日本って素晴らしい。。。だから、日本の IT 業界もすばらしいところにしたい」という熱い想いに心動かされる方は、決して弊社だけではないはず。DevOps、アプリケーションライフサイクルマネジメント(ALM)への造詣も深く、我々も長年ここに拘ってやってきておりますが、毎回セミナー等を通じて新しい気づきを与えて頂いております。
今回高添さんのお題はこちらです。
今回弊社はSystemCenter を「インフラだけではなくて、業務システムにも繋げられる」ということを、SAPシステムを例にとって実装部分を支援させて頂きました。具体的には従来よりこの手の実装を手がけさせて頂いていたこともあり、その経験を元に今回はSystemCenter Orchestrator(SCO)向けのIntegration Packというパッケージでご提供しました。
Integration Pack化することで導入が極めて簡単になり、また運用自動化(RunBook Automation)に必要な機能がシンプルなアイコンで表示され、それを線で繋げるVisioライクなUIにより、運用担当者がレゴブロックを組み立てるがごとく、自由にかつ段階的に作れるというのが素敵ポイントです。
こんな感じです。
エンドユーザさんにとって、パスワード間違いによるユーザロック=即業務停止ということもあり、至急の対応を要するものですが、運用担当者にとっては、不意の割り込み作業でSAP監査要件だから証跡も残さないと行けないし、当然承認フローも必要ということで簡単ですが悩ましいものです。今回のデモでは、時間の都合上SAPユーザロック解除、証跡取得の自動化だけでしたが、実際の運用局面ではエンドユーザ様がセルフサービスでポータルにアクセスして、ロック解除申請→承認→ロック状況確認→ロック解除→通知などの一連の必要な運用作業を証跡をとりつつ、進捗状況をメールで随時エンドユーザ、承認者への通知といったことを実装することになるかと思います。弊社の作成した部分はSAPユーザのロック解除だけで、それ以外は、SystemCenterの標準機能(=アイコン)を組み合わせて簡単に作り込むことが出来ます。
VM管理ツール(SCVMM)やバックアップツール(SCDPM)などの基本的な運用ツール導入時には、今後それ以外も使えることになりますので、自動化などの「これからの運用」に取り組みたいという方には、最適なツールの一つではないかと思います。
特に弊社が注目していたのは、自動化(RunBook Automation)の役割を担うMicrsoft SystemCenter Orchestorator(SCO)、2009年にMicrosoftさんがカナダOpalis社を買収した成果ですが、その当時からOrchstratorとしての基本性能は申し分なく、サーバ、ストレージといった金物やそれ以外を管理するためにIntegration Packという形で簡単に追加できるコネクティビティ、運用担当者が触りたくなるそのLook&Feelは期待しておりました。
最後になりましたが、この度このような機会を賜りました日本マイクロソフト株式会社 高添様はじめ関係各位様に心からお礼申し上げます。
*:上記写真は事前に撮影及び掲載許可を頂いた上で掲載しております。
2013/3/4追記
高添さんのBlogでも本件に関する記事をUpして頂きました、こちらから。
- カテゴリ: 技術情報
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