今回は標準機能を用いたログオン画面のカスタマイズを行います。
標準機能(コーディング無し)で変更可能な対象オブジェクトは以下の通りです。標準ではあまり変更できる箇所がありませんが、ひとまず変更してみます。
【ログオン画面で変更可能な対象オブジェクト】
①Branding-image : 最大サイズ 縦366px x 横290px(jpeg形式)
②Branding-text:縦85px x 横365px(gif形式)
【変更手順】
①ブラウザを起動し、http(s)://<Portalhost>:<port>/useradmin)にアクセス。
管理者ユーザのID及びパスワードを入力しログイン。
②『設定』ボタンをクリック。
③『エキスパートモードを開く』ボタンをクリック。
④下記がログオン画面の画像パスを指すパラメータとなります。
・ume.logon.branding_image
⇒branding_imageの画像パス(デフォルト:layout/branding-image.jpg)
・ume.logon.branding_text
⇒branding_textの画像パス(デフォルト:layout/branding-text.gif)
⑤branding-image及びbranding-textのファイルの以下のPortalサーバ上のフォルダに存在します。
≪フォルダパス≫
<sapdrive>:\usr\sap\NEP\J00\j2ee\cluster\apps\sap.com\com.sap.security.core.logon\servlet_jsp\logon_ui_resources\root\layout
今回は置き換える画像イメージをbranding-image2.jpg及びbranding-text2.gifという名称で同フォルダにコピーしました。
⑥ ⑤でコピーしたファイル名(branding-image2.jpg及びbranding-text2.gif)に値を変更し、『保存』ボタンをクリックします。
⑦ログオン画面の画像が変更されました。
上記のように標準機能では、画像の変更程度しか調整できません。次回はNWDSを使用した、自由度の高いログイン画面のカスタマイズ手順をご紹介します。