花火大会の混雑予測見える化
今回は、SAP BusinessObjects Design Studioを使った「見える化」について解説をします。
なお本記事は、下記シリーズ記事の一部で、他記事も参照されることをお勧めします。
1/6 概要編:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値
2/6 収集・蓄積:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値
3/6 抽出・統合:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値
4/6 機械学習:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値
5/6 見える化:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値【本記事】
6/6 SNS連携:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値
SAP BusinessObjects Design Studioに関しては、過去記事「SAP BO Design Studio:ダッシュボードで実現する管理の基本」、「SAP BO Design Studioで組織活性化を実現」も併せて参照ください。
HANAのSpatial Engine(地図機能)に関しては「HANA Spatialエンジンを使った地図情報活用」も参照ください。
ビッグデータと見える化
これまでの処理で、現実世界(心臓ペースメーカー)のビッグデータを収集・蓄積し、需要予測までを実施しました。今回は、前回までの情報を抽出・統合して「見える化」することで、人間が素早く判断・アクションができます。特にHANAやHANA Voraを使って高速化しているのであれば、分析におけるPDCAのサイクルを速くまわすことができ、「見える化」の価値はより高まります。
ダッシュボードのデモ
SAP BusinessObjects Design Studioを使って以下のようなダッシュボードを作りました。
「見える化」は経営からのメッセージ
私達の日常生活では、花火大会の混雑予想や電車遅延のTwitterによる状況把握など様々な「見える化」が新たに実現できてきています。
こぼれ話
SAP BusinessObjects Design Studio Extensionでスピードアップ
SAP Buildでスマートに画面設計
地図でのロケーションクラスタ表示
SAP BusinessObjects Cloudではロケーションクラスタができるのですが、Design Studioではできません。今回はHANAのSpatial Engine、PAL(Predictive Analysis Library)と連携することでロケーションクラスタを実現しています。「見える化」ではなく、その下のレイヤーで処理することでシステム間の通信量も減り、高速化できますBusinessObjects Cloudではロケーションクラスタができるのですが、Design Studioではできません。今回はHANAのSpatial Engine、PAL(Predictive Analysis Library)と連携することでロケーションクラスタを実現しています。「見える化」ではなく、その下のレイヤーで処理することでシステム間の通信量も減り、高速化できます。
- カテゴリ: S/4HANA
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