SAP Build入門 新しい画面設計

 2016.08.02  リアルテックジャパン

認識のズレ

筆者の家には小さい子どもがいて、まだ言葉が拙く正しく理解できないことが多いです。そもそも、大人と大人でも認識のずれをなくすことは難しいです。仕事・家庭・友人関係など話が通じていないと感じることもよくあるのではないでしょうか?システム導入においては、「顧客が本当に必要だったもの」という風刺画が、認識のズレを皮肉たっぷりにあらわしています。

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今回は、画面開発における認識のズレをなくすためのツールとしてSAP Buildを紹介します。

画面開発におけるSAP Buildの位置づけ

画面開発プロセスをDiscover(発見), Design(設計), Develop(開発)の3つに分解します。

「Discover」はSAP SplashにあるGalleryから要求に近いものを見つけるプロセスです(完全に同じものでなくても画面の部品、アイデアを見つけるということもあります)。SAP Splashは画面デザインのノウハウ集だと思ってください。

「Discover」に続くプロセスとして「Design」があり、SAP Buildがその役割を担い、「Develop」を担当するWeb IDEに続きます。この3者は連携をしていて、SAP SplashのGalleryで見つけた画面をSAP Buildにインポートして、Buildで更新した画面をWeb IDEに繋げることができます。

UX Process.jpg

SAP Buildを使ってみた

先日、ご紹介した 「5/6 見える化:S/4HANA, Vora & Spark on AWSから生まれる価値」で公開した Design Studioの画面は、SAP Buildを使ってプロト画面を作り、社内で事前レビューをしました。

その時のプロト画面と実際の開発画面の比較です。

Design and Develop.jpg

両者は似てはいますが、違いもあります。大きな違いは左右が逆になっている点です。これは表(Scorecard)で行を選択したときに他エリアの情報を更新するようにしたためです。

また、今回は使用しませんでしたが、画面遷移表現できます。

SAP Buildを使った感想

技術知識を必要とせずにプロト画面を素早く作って、それを元にチームでディスカッションできたことが大きなメリットです。やはり、パワーポイントなどでのお絵かきより、画面サイズや個々の画面部品が実物に近く、説明や議論がしやすかったです。

欲を言うとWeb IDEだけでなく、Design Studioへもインポートできるようにして欲しいです。

コメント・評価機能

今回、弊社で使わなかったコメント・評価機能を紹介します。

下図のように画面の場所を示してコメントと評価をすることができます。

Build Comment.jpg

評価者から吸い上げた評価結果を下図のような画面で確認します。

Build Evaluation Result.jpg

今回は少人数のチームでディスカッションしたため使いませんでしたが、人数が多いとExcelなどで作るアンケートよりも効率上がるはずです。

新しい画面設計の形

今回は、画面開発において認識のズレをなくすためのSAP Buildを使った設計について紹介しました。このツールを使うことでシステム設計・開発者ではなくて、ユーザがプロト画面を作るようなやり方もできると思います。

また、一般的に画面に関しての要求が厳しいと言われる日本人にはうってつけかもしれません。

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