SAP HANA Live入門

 2013.09.27  リアルテックジャパン

SAP HANA Liveとは

2013年8月13日、SAP HANA Liveがリリースされました。以前は“SAP HANA Analytics Foundation”と呼ばれており、略してSHAF(シャフ)とも呼ばれていました。今では”SAP HANA Live”を略してSHALとも呼ぶそうです。

導入事例:日本マタイ株式会社
導入事例:マイクロソフト
時間 略称 正式名称
以前 SHAF SAP HANA Analytics Foundation
SHAL SAP HANA Live

SAP HANA Liveを一言で表現すると「SAP Business Suiteアプリケーションデータ活用のためのテンプレート」です。(正確ではありませんが)、簡単に言えば「HANAで定義されたDBビューの集まり」です。

SAP HANA Liveの技術的実装

SAP HANA Live の中心的役割はVirtual Data Model (VDM)です。Introduction to SAP HANA Analytics Foundation for Business Suite に詳しく書かれています。
VDMは下図のように標準の物理テーブルの上にPrivate view, Reuse ViewおよびQuery Viewの3種類のViewで構成しています。HANA_Live.jpg

私たちユーザ/ベンダーはReuse View またはQuery Viewを使います。BOフロントエンドツール、ABAPプログラムなどから呼び出してレポートを作ります(ABAPインターフェースプログラムなどレポート用途以外に使うことも可能です)。BOフロントエンドツールとの連携動画を見るとイメージがつきやすいと思います。
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SAP HANA Liveのメリット

SAP HANA Liveのメリットとして以下の3つがあげられます。

・細かいSAPのDB構造に関する知識の必要性が薄くなる
SAPの複雑なDB構造を知らなくてもHANA上のレポート基盤と組み合わせてレポート実装が可能です。Query Viewは一般的に使うであろうレポート項目が網羅されており、Query Viewに使用したい項目があれば簡単にレポートが実装可能です。

・アドオンのABAPプログラムが単純化される。またはアドオンではなくなる
ABAPからQuery Viewを呼び出せるので、ABAPで透過テーブルからデータを抽出して組み合わせてレポート出力という部分の手間が大幅に減ります。ノーコーディングで可能な範囲も大きく増えたと思います。

・SAP HANA Live上で動作するアプリケーションを使える
Native SAP HANA applications based on SAP HANA Liveに記載されているアプリケーションが使えます。SAP HANA Liveをベースとして動いています。今後、同様なアプリケーション数が増加するはずです。

もっと読む:SAPユーザ必見!? SAP HANAとは

SAP HANA Liveの先にあるもの

SAP HANA Liveを含めたSAP HANAにはSAP社の原点であるリアルタイムビジネスへのこだわりを強く感じます。今までの個人的経験では、大規模なOLTPシステムでのリアルタイム処理の限界を大きく感じていました。しかし、そのような個人的見解をいい意味で裏切る方向に技術は進歩しているのだと思います。
ビジネスは戦と似通った部分があると思います。刻々と戦況が変わる中で、少ない情報、時間の上で最善の判断が求められます。ビジネスにおいても、より短い時間で多くの正確な情報が経営層、管理職層に見えることで、ビジネス上の判断がしやすくなっているはずです。情報のリアルタイム化により、ビジネスにおける織田信長、源義経のような指揮官がより活躍しやすい土壌が固まりつつあるように感じます。

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