Maintenance Planner が GA になりました

 2015.07.15  リアルテックジャパン

Maintenance Planner という SAP のサービスが GA になりました。
Solution Manager で使っているメンテナンスオプティマイザのサービス版みたいなものです。
Announcing General Availability of Maintenance Planner - Successor of SAP Solution Manager Maintenance Optimizer

これがどういうものかは、上記のページやそこからたどれる説明を見ればだいたい分かりますが、
一番我々にとって身近で分かりやすい点は、今まで Solution Manager でやってた stack.xml 生成を
今後は Maintenance Planner で行う、という点です。

Solution Manager はもう使わなくてもいいのか!?と思うかもしれませんが、
Maintenance Planner は Solution Manager の LMDB から Service Market Place にシステム情報を同期して、
初めて使うことができますので、今まで以上に Solution Manager を設定しておかないと困ることになりそうです。

■ Maintenance Planner を使うためには

Maintenance Planner を使うための前提条件がこちらのページに書かれています。
Maintenance Planner – Prerequisites and Initial Setup

簡単に言えば、

SAPデータコピーツール Data Sync Manager
SAPユーザー必見!テスト・トレーニング・データ移行時に機密データを守る方法は?
  1. それぞれのシステムを SLD 同期して
  2. SLD とSolution Manager の LMDB と同期して
  3. LMDB の情報を Service Market Place に同期する

だけです。正しく設定できていれば、基本的に全自動でやってくれます。

■ Maintenance Planner の使い方

まずは Maintenance Planner のページにアクセスします。

Maintenance Planner
https://apps.support.sap.com/sap/support/mp
※閲覧のためには、SAP 社 Marketplace ID が別途必要です。

このような画面が開きます。UI5ベースですね。
Maintenance Planner アクセス画面のサムネイル画像

Explorer Systems をクリックすると、現在アップロードされているシステム一覧が見れます。
今回は、Solution Manager 1台だけをアップロードしました。
システム一覧

SID をクリックすると、このようにライフサイクルの絵が出てきます。
この流れに沿って、システムのメンテナンスを実行します。
ライフサイクル画面

Plan をクリックすると、メンテナンスオプティマイザに似た画面が出てきます。
このウィザードを実行すれば、アップグレードやSPS適用に必要な
stack.xml ファイルを生成できるようです。
メンテナンスオプティマイザ画面

今回は、Maintenance Planner の概要をお伝えしました。
どのようなものか、イメージは伝わりましたでしょうか?
今後、このあたりの作業はSolution Manager の代わりにこの Maintenance Planner を使うことになりそうですので、
是非一度皆さまの環境でも使ってみてください。

導入事例:マイクロソフト

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