変わったタイトルですが、昨日SCNに掲載された下記の記事からです。
The journey from Solution Manager SP08 to SP11
(記事閲覧のためには、別途SAP社IDが必要になります。)
実は、弊社デモ環境で常時稼働しているSolManがちょうどSP08で今回SP11に上げておりました。
担当コンサルとしては、まさしく同じ旅に同じタイミングで出て、1ヶ月余り帰ってこれず、弊社のALM見学会もしばらくお休み頂いておりました。(汗;
上記のシステムはSolManが持つSAPアプリケーションライフサイクル管理のサイクルを日本で最も回しているシステムと勝手に思っているのである意味特別な環境かもしれませんが、今回のSolMan SP11適用はかなりきつかったとは担当コンサルの弁です。
ということなので、これからSPを適用される方は上記の記事をみて、最新のNoteは作業直前まで毎日!チェックしてください。
実際にSP11に上げた時につまづいたポイントを簡単にお伝えします。
・SP適用した時に、SOLMAN_SETUPのステータスはSP適用前の状態がそのまま残っていますが、実際にはエラーになる可能性が大いにありますので、信号が緑色でも、必ずすべてのタスクを実行して、再度信号が緑になるようにしてください。
SP08からSP11に上げたことで、仕組みが変わっている部分がいくつかあり、SOLMAN_SETUPの信号が緑のものは実行せずに置いておくと、ショートダンプが発生する場面がいくつかありました。
・また、様々な場面でショートダンプが発生しますので、下記のNoteは適用するべきだと思います。
http://service.sap.com/sap/support/notes/2004409
http://service.sap.com/sap/support/notes/1972327
http://service.sap.com/sap/support/notes/1835575
Note1835575だけはマニュアル作業が必要です。
・CCMS_BI_SETUPジョブがよく中止状態になりますが、ジョブログを確認して対処すればOKです。
弊社の場合は、Note1580108のマニュアル作業で解決しました。
http://service.sap.com/sap/support/notes/1580108
・SOLMAN_SETUP実行中にもショートダンプが発生する場面がありましたが、こちらは自然復旧してしまいました。
結局原因は分からないままです。
具体的には、SOLMAN_SETUPを実行して、「システム準備」→step6.6にアクセスした時にMESSAGE_TYPE_UNKNOWNのRuntime Errorが出ます。
・SOLMAN_SETUPの基本設定を実行中に、BAdI implementation AGS_WORK_AUTH_SM_WC_VIEW が見つからないというエラーが出てきます。
もしこのエラーが出たら、トランザクションコードSE19から New BAdI → EHN_AGS_WORK_AUTH_UIで Implementation is active にチェックをつけると直ります。
他にもいろいろありましたが、上記のポイントを解決していけば、ひとまずSolution Managerが動き出します。
今は最新のSP12が出ているので、SP08からSP12に上げる場面は少ないかもしれませんが、もし同じような状態の方がいらっしゃいましたら上記のポイントが参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
- カテゴリ: SolMan
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