前回はSOLMAN_SETUPその1で [システム準備] までを紹介しました。
今回もSolution Managerの設定の続きで [基本パラメータ設定] を行います。
まずは[編集]ボタンを押してソリューションを作成します。
続いてユーザおよび接続データ設定ステップへ進みます。
ここではSolution ManagerがSAPサービスマーケットプレイスに接続する際のSユーザを指定します。
BW環境を指定します。今回はSolution ManagerのBW環境を利用します。
管理者にはsolman_adminを指定します。
Solution Managerの各機能別システムユーザを登録します。
Solution Managerの内部接続の設定です。
[全実行]ボタンを押すと処理が自動実行されます。
続いてSolution ManagerとWily IntroscopeEnterprise Managerを接続します。
今回はSolution Managerと同じサーバ上にWily IntroscopeEnterprise Managerをインストールします。必要なモジュールは事前にダウンロードしておいてください。
まずは外部コンポーネント(OSGi)パッケージのライセンスの使用許諾に同意します。(eula.txt)
CAエンドユーザライセンスの使用許諾にも同意します。(ca-eula.ja.txt)
続いてサイレントインストール用の応答ファイルを編集します。(installer_properties)
インストールパスを指定します。
使用する外部コンポーネント(OSGi)パッケージを指定します。
CAエンドユーザライセンス使用許諾契約書ファイルを指定します。
準備が整いましたので、インストーラを実行してインストールを行います。
サイレント形式なので、対話形式と違って画面には何も表示されません。
インストールログなどを確認してインストールの正常終了を確認します。
インストールの後処理としてSAPシステム用の管理モジュールをインストールパスにコピーします。
これにより、事前定義されたSAPシステム用のダッシュボードなどが利用可能となります。
なお、管理モジュールを使用するには、コピーの後にWily Introscope Enterprise Managerの再起動が必要です。
それでは設定ウィザードに戻ります。
[既存インストールのインポート]ボタンを押します。
インストールパスを入力し、診断エージェントを選択します。
続いて[ユーザ管理]ボタンを押します。
ここではユーザAdminの初期パスワードを入力します。
(AdminはWily Introscope Enterprise Managerのユーザです)
SAPルータ設定ステップへ進みます。
ここではsaprouttab許可テーブルにFTP経由でのアクセスを許可する場合に設定します。
今回はスキップして次へ進みます。
Solution Managerが電子メールを使用して通知を送信する場合にSMTPサーバを指定します。先ほどと同じく、ここもスキップして次へ進みます。
ここは手動設定です。ヘルプ(文書)に基づいて設定します。
今度は自動設定です。[全実行]ボタンを押して処理を開始します。
BW関連設定を行います。手動設定ですので、ヘルプ(文書)に基づいて設定します。
完了ステップで各実施項目を確認します。
以上で、[基本パラメータ設定]が完了しました。
次回はいよいよ最終回です。
[管理対象システム構成](サテライトシステムの登録)を行います。
- カテゴリ: SolMan
この記事に関するサービスのご紹介
導入/移行(プロフェッショナル)サービス
プロフェッショナルサービスでは主にSAPシステムの導入や移行、それに伴うテクニカルな支援を行います。ERPやS/4 HANA、SolManといった様々なSAP製品の新規導入、クラウドを含む様々なプラットフォームへのSAPシステムの最適な移行、保守切れに伴うバージョンアップ・パッチ適用等の作業だけでなく、パラメータ設計、パフォーマンスチューニング、導入・移行計画支援等についても対応いたします。
詳細はこちら