【Transport Manager】#1:SAP移送のスケジュール適用

 2011.09.14  リアルテックジャパン

本ブログでもご紹介しておりました、弊社のSAP移送管理ソリューション「theGuard! Transport Manager 5.2」。

欧米では既に10年以上実績のある製品ということで、かゆいところに手が届く機能がいろいろ実装されており、評判は上々です。これからお客様のSAPシステムの移送現場におけるリアルな課題が、Transport Managerを利用することによってどのように運用が改善するのかご紹介していきます。

この記事を読んでみようという方に、移送管理の説明は不要かと思いますが、簡単にSAPの移送管理とはです。

業務パッケージであるSAPシステムは、利用者からの要望や機能向上、法改正などに対応するために、システム変更や機能追加を頻繁に行う必要が出てきます。

SAP社はSAPシステムを3ランドスケープ(開発機→品質保証機→本番機)で構成することを推奨しています。

これは、システム変更・機能追加に伴う 開発→テスト→実際の利用 といった一連の作業を、この3台のシステムを段階に沿って使用して行います。本稼働のシステムを安全に稼働させ、品質を維持することが目的です。

この変更・追加の内容をSAPシステムに反映(コピー)することを「移送」と呼び、それを適切に管理することを「移送管理」と呼んでいます。

とあるSAPシステムの移送管理の現場をのぞいてみましょう。

SAPアプリケーションの変更・追加を行う(アプリ君)、その変更・追加の移送を行う(オペレータ君)によって運用されているとします。

ある日業務部門から「入力画面にヘルプを表示させて欲しい」というカスタマイズの依頼が入りました。

(アプリ君)は開発機でその画面のカスタマイズを行い、想定通りできたところで変更をパッケージ「移送依頼」にします。

(オペレータ君)が「移送依頼」を「品質検証機」にインポートします。

(アプリ君)は「品質検証機」でテストを重ね、追加した画面に問題なくヘルプが表示されていることを確認します。

次に(オペレータ君)が「本番機」にインポートして、ユーザが利用できるようになります。

「theGuard! SmartChange Transport Management」 導入
SAPシステムパフォーマンス分析パック

各ステップで関係部署への承認プロセスが入ってくるわけですが、これは別の機会に詳しく触れていきますので今回は割愛します。

このインポートを実行するタイミングですが、通常は日常の運用業務として時刻が決められていることが多いです。

早速、ある日の(オペレータ君)の移送運用作業をみてみましょう。


△月△日

8:30 昨日20時に締め切った開発機から品質保証機への移送依頼を実行する時間です。
品質保証機へログインし、トランザクションSTMSを実行しインポートを開始します。
全てエラーもなく無事終了したことをレポートします。

12:30  本日12時に締め切った開発機から品質保証機への移送依頼を実行する時間です。

品質保証機へログインし、トランザクションSTMSを実行しインポートを開始します。

RC8エラーが1件、他はエラーなく終了したことをレポートします。

17:30  本日17時に締め切った開発機から品質保証機への移送依頼を実行する時間です。

品質保証機へログインし、トランザクションSTMSを実行しインポートを開始します。

警告 RC4が2件あり、レポートします。

19:00 昨日18時に締め切った品質保証機から本番機への移送依頼を実行する時間です。
本番機へログインし、トランザクションSTMSを実行しインポートします。
全てエラーもなく無事終了し、レポートします。

△日の業務終了。


ところで翌日、朝から(アプリ君)の電話が鳴っています。

(業務部門長)さんからでした。「適用されるって聞いていた"入力画面のヘルプ"が出てこないけど!!」

(アプリ君)が「本番機」を確認すると、、確かにそうです。調べてみると、この変更の入った「移送依頼」が実行されていません。急いで(オペレータ君)へ連絡します

「昨日の本番機へ移送したの??」

(オペレータ君)が実際に作業している内容は単純ですし、その手順書や承認フローも各社で明確にされていることでしょう。

しかしこの「移送フロー」の中、ちょっとしたミスが発生しそうな気がしませんか?

REALTECHは、このようなルーチンワークを簡潔にし、そして人為的なミスを極力減らすため「theGuard! Transport Manager」を提供します。

これは、リリースされた移送を定刻に自動的にインポートさせることが可能です。

それも(業務部門長)や(Basisコンサル君)など承認"済み"と判断されたものだけを実行し、

結果を関係各署に自動通知することが出来ます。

021.png

まだまだ便利な機能がありますので、これからご紹介していきますね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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