来年に向けて、ハードウェアの保守切れ等によるインフラ更改を検討されている方は、SQLServer 2014ベースでSAP ERPを稼働させることが検討課題になりそうです。
2014のQ3にGAが計画されている SQLServer 2014ベースのSAP稼働条件について、本記事執筆時点(2014/5/20)の最新情報をまとめてみました。
正確なところは、下記のNoteを必ず参照して頂くとして、現時点ではまずは雰囲気をお伝えできればというところです。
主要Note
下記LINK先を閲覧するためには、SAP社 Marketpiace IDが別途必要になります。
・1966681 - Release planning for Microsoft SQL Server 2014
・1966701 - Setting up Microsoft SQL Server 2014
対応OS
・Windows Server 2012
・Windows Server 2012 R2
SAPサポート時期
・2014 Q3 初期
NetWeaver稼働条件
参考までに上記のNoteにある前提情報一覧に、弊社のほうでERPのリリースとBASISのリリースを付けてみました。
少しは分かりやすくなったでしょうか。;)
下記の画像をクリックすると大きく表示できます。
ざっくりとした対応方針としては、①721_EXT下位互換カーネルに上げる前提で、NetWeaverは現行バージョンベースに必要最低限のSP当てるか、②NetWeaver7.4ベースに上げるかの大きく2択になるかと思います。
注意点としては、SMIGR_CREATE_DDLでSQL2014用DDLを生成するためには、Note.1984903 の適用が必要です。
上記Minimum SPでは含まれていません。
実際には、これらの情報以外にも製品毎とか、細かくNoteに書かれていますので、そちらを参照してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
- カテゴリ: SAP情報
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