10月に開催されたJSUG Conference 2012で弊社コンサルタントがご説明したALM概要の続編ということで、本日開催されたJSUG 6th Focusにて「君にも見えるSolManの星2 ALM基礎編」 というテクニカル部会SolMan研究WG様主催のセッション向けコンテンツ協力の一環で登壇する機会を賜りました。まずはご参加頂きました方には、心からお礼申し上げます。
内容についてはSAPユーザ様限定のクローズドイベントのため、この場では割愛させて頂きますが、今回はALM基礎編ということで特に「文書化と様々な機能への連携とその活用について紐解く」というテーマを設定されておられました。
文書と聞くとWORD,EXCELなどのオフィス文書をまず思い浮かびますが、SolManの文書はそれだけではなくて、むしろそれ以外の文書のほうが重要であるというところを、限られた時間の中でいかに全体像を見失わずに、目指している姿を伝えられるかが課題でしたがいかがでしたでしょうか?
「所詮、文書管理でしょ。」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、SolManによるALM実践の中核となるところで、その実装アーキテクチャは複雑です。正確には、わかってしまえばある程度は技術的に当りがつくのでなんとかなるのですが、そこまで持ち込むのがかなり大変だったということです。実際、今回のレベルで説明ができるようになるためには年単位のとてつもない時間を要しており、本日のご説明に際してはその複雑さを極力排除するために正確さをあえて排除して簡略化することで、聞き手が勘所を外さないような説明を心がけておりました。
最近は機能も洗練されて、Wizardベースで設定ができるなどで使い勝手がかなりよくなっていますが、その結果内部のデータの持ち方や具体的な連携は裏に隠れてしまい、技術的な内容が見えにくくなっています。また、SolMan黎明期からその進化に付き合ってきたことでしかわからない実装の背景とか経緯を知らないと、「現状がなぜそうなっているのか?」がそもそも理解できないところがあったりしますので、このあたりもできる限りお伝えできればというところでした。
至らぬところ多々あったかと存じます、何卒ご容赦頂ければと思います。
引き続き本ブログ等でも情報発信を続けて参りますので、何かの参考にして頂ければ幸いです。
最後になりましたが、今回このような貴重な機会を賜りましたこと、関係者各位様に心からお礼申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
- カテゴリ: SolMan
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