RPAとAIの連携で業務効率化!
成功事例5選と導入メリットを徹底解説

 公開日: 2026.03.03  リアルテックジャパン株式会社

RPAとAIの連携で業務効率化!成功事例5選と導入メリットを徹底解説

働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に伴い、多くの企業でRPA(Robotic Process Automation)の導入が進んでいます。しかし、「定型業務は自動化できたが、判断が必要な業務は手つかずのまま」「紙の書類をデータ化する工程で人の手が必要になる」といった課題に直面し、RPA単体での業務効率化に限界を感じている担当者も少なくありません。

こうした課題を解決する鍵となるのが、「RPAとAIの連携」です。あらかじめ決められたルールに従って正確に作業を行う「手足」のようなRPAと、データの学習や高度な判断を行う「頭脳」のようなAIを組み合わせることで、これまでは自動化が困難だった「非定型業務」まで適用範囲を大幅に拡大することが可能になります。

本記事では、RPAとAIそれぞれの得意分野や連携の仕組みといった基礎知識から、導入による具体的なメリット、そして実際に成果を上げている成功事例までを網羅的に解説します。AI-OCRやチャットボット、自然言語処理技術などを活用し、どのように業務プロセスを変革し、コスト削減や生産性向上を実現できるのか、その結論と導入ステップを詳しくお伝えします。

この記事で分かること

  • RPAとAIの役割の違いと、連携によって実現する高度な自動化の仕組み
  • 非定型業務の自動化やペーパーレス化など、導入によって得られる3つのメリット
  • AI-OCRやチャットボットなどを活用した業務効率化の成功事例5選
  • 自社に最適なツール選定やPoC実施など、導入を成功させるための手順
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RPAとAIの連携とはどのような仕組みか

RPAとAIの連携は、従来の定型業務自動化から一歩進み、判断を伴う複雑な業務プロセスまでを自動化する仕組みです。これまでは人間が介在しなければならなかった「確認」や「判断」といった工程をAIが担い、その結果に基づいてRPAが実作業を行うことで、業務効率化の範囲を劇的に広げることができます。

一般的に、RPAは「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」における「手足」に、AIは「脳」や「目」に例えられます。この両者が連携することで、単なる作業代行ではなく、自律的な業務遂行が可能になるのです。

RPAとAIそれぞれの役割と得意分野の違い

RPAとAIは、それぞれ得意とする領域が明確に異なります。RPAはあらかじめ決められたルールに従って正確に処理を繰り返すことを得意としていますが、ルールのない事象や非構造化データの処理は苦手です。一方で、AIは大量のデータから規則性を見つけ出し、画像や言語などの非構造化データを認識・判断することを得意としています。

両者の具体的な違いと得意分野は下表のとおりです。

項目 RPA(Robotic Process Automation) AI(Artificial Intelligence)
主な役割 定型作業の自動実行(手足の役割) データの認識・学習・判断(脳・目の役割)
得意分野 ルールが明確な繰り返し作業
大量データの転記・入力
システム間のデータ連携
画像・音声・自然言語の認識
過去データに基づく予測
曖昧な情報の分類・抽出
処理の基準 設定されたシナリオ・ルール 学習モデルによる確率的な推論
苦手分野 例外処理、判断が必要な業務
手書き文字などの読取
100%の精度保証(誤認の可能性)
単純な繰り返し作業(コスト高)

このように、RPAは「指示待ち」であるのに対し、AIは「自律的な判断」が可能という特性があります。したがって、RPAが苦手とする「判断」や「アナログデータのデジタル化」をAIが補完する形で連携させるのが、最も効果的な活用法となります。

連携によって実現する自動化レベルの高度化

RPAとAIを連携させることで、自動化のレベルは単なる「作業の代替」から「プロセスの自律化」へと高度化します。総務省などが提唱する自動化の段階においても、RPA単体では「Class1(定型業務の自動化)」に留まりますが、AIと連携することで「Class2(一部非定型業務の自動化)」以上の領域へ踏み込むことが可能です。

具体的には、以下のようなプロセス変革が実現します。

  • 入力プロセスの自動化
    紙の請求書や手書きの申込書をAI-OCR(光学的文字認識)が読み取り、デジタルデータ化した上で、RPAが基幹システムへ自動入力します。
  • 判断プロセスの自動化
    メールで届いた問い合わせ内容を自然言語処理AIが解析し、重要度や担当部署を判断した上で、RPAが適切な担当者へ転送したり、定型文で返信したりします。
  • 例外対応の最小化
    従来はRPAがエラーとして停止していた処理に対し、AIが確率に基づいて最適な処理を判断し、業務を継続させることができます。

このように、AIが「アナログ情報のデジタル化」や「状況判断」を行い、その結果をRPAという「実行部隊」に渡すことで、一気通貫した自動化フローを構築できます。結果として、人間は最終的な承認や、AIでも判断が難しい高度な例外対応のみに集中できるようになり、組織全体の生産性が飛躍的に向上します。

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RPAとAIを連携させて導入する3つのメリット

RPAとAIを連携させて導入する3つのメリット RPA 定型作業・手足 + AI 認識・判断・脳 適用範囲の拡大 非定型データに対応 手書き・画像・自然言語 デジタルデータ化 判断業務の高度化 精度とスピード向上 曖昧な判断も自動化 24時間 高品質処理 DXの加速 ペーパーレス促進 アナログ情報の資産化 経営判断への活用

RPA(Robotic Process Automation)単体では対応が難しかった業務も、AI(人工知能)と連携させることで自動化の範囲を劇的に広げることができます。RPAが「定型作業をこなす手足」であるのに対し、AIは「認識や判断を行う目や脳」の役割を果たすためです。

両者を組み合わせることで得られるメリットは、主に「適用範囲の拡大」「判断業務の高度化」「DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速」の3点に集約されます。それぞれの詳細について解説します。

非定型業務の自動化による適用範囲の拡大

最大のメリットは、これまで人間がデータ化しなければならなかった「非定型データ」をそのまま扱えるようになることです。

従来のRPAは、ExcelやCSVといった構造化されたデータの処理は得意ですが、手書きの文字、画像、自然言語(メールの文面など)といった非構造化データの処理はできませんでした。しかし、AI技術の一つであるOCR(光学文字認識)やNLP(自然言語処理)を組み合わせることで、これらのデータをRPAが処理可能な形式に変換できます。

RPA単体とAI連携時の対応範囲の違いは下表のとおりです。

比較項目 RPA単体 RPA + AI連携
得意なデータ 構造化データ(Excel、DBなど) 非構造化データ(画像、音声、文章など)
処理のルール 固定されたルールに従う 学習データに基づき柔軟に対応
主な適用業務 転記、集計、定型メール送信 手書き帳票入力、問い合わせ分類、音声議事録

このように、AIがアナログ情報をデジタルデータに変換し、その後の処理をRPAに引き渡すことで、業務プロセス全体をシームレスに自動化することが可能になります。

判断を伴う業務における精度とスピードの向上

AIを活用することで、単純なルールだけでは処理しきれない「判断」を伴う業務の自動化が可能となり、業務の精度とスピードが向上します。

ルールベースのRPAでは、「AならBをする」という明確な分岐しか設定できません。しかし、実際の業務では「文脈から緊急度を判断する」「画像を見て良品か不良品かを見分ける」といった曖昧な判断が求められる場面が多々あります。機械学習やディープラーニングを取り入れたAIであれば、過去の膨大なデータを学習し、確率に基づいた高度な判断を下すことができます。

具体的には、以下のような業務での活用が進んでいます。

  • 受信メールの文面を解析し、担当部署へ自動で振り分ける
  • 製品画像から微細な傷を検知し、不良品として除外処理を行う
  • 過去の売上データから来月の需要を予測し、発注リストを作成する

人間が長時間行うと集中力の低下によりミスが発生しやすい確認作業も、AIであれば24時間365日、一定の品質で高速に処理し続けることが可能です。これにより、社員は最終的なチェックや、より付加価値の高い創造的な業務に注力できるようになります。

ペーパーレス化の促進とDX推進への貢献

RPAとAIの連携は、多くの日本企業が課題としているペーパーレス化を強力に推し進め、結果として全社的なDXの基盤構築に貢献します。

業務自動化の最大の障壁となるのが「紙」の存在です。FAXや郵送で届く注文書や請求書がある限り、誰かがそれを入力する必要があり、そこでプロセスが分断されていました。AI-OCR(AI技術を活用した文字認識)を導入することで、手書き文字であっても高い精度でデジタルデータ化が可能になります。

紙情報の入り口をデジタル化できれば、その後の基幹システムへの登録や通知といったフローはRPAで完全に自動化できます。単なる作業時間の短縮にとどまらず、アナログ情報のデジタル資産化が進むことで、データ分析や経営判断への活用といったDXの本質的な目的達成へとつながります。

RPAとAIの連携による業務効率化の成功事例5選

RPAとAIの連携による業務効率化 5つの成功事例 活用事例 AIの役割 (判断・認識) RPAの役割 (作業・実行) 主な導入効果 1. AI-OCR帳票処理 手書き文字・帳票認識 システム入力・照合 入力時間の大幅短縮 2. チャットボット 問い合わせ意図理解 パスワード変更等実行 24時間対応・無人化 3. 契約書チェック リスク判定・欠落指摘 修正箇所表示・登録 法務担当の負担軽減 4. 議事録作成 音声文字起こし・要約 タスク登録・メール送付 会議後事務作業ゼロ 5. 需要予測・発注 需要予測・発注数算出 発注書作成・送信 在庫適正化・機会損失防止

RPAとAIを連携させることで、従来の定型業務だけでなく、判断を伴う高度な業務まで自動化の範囲を広げることが可能です。単独のツールでは解決できなかった課題も、両者を組み合わせることで解決へと導けます。ここでは、特に導入効果が高いとされる5つの成功事例について、具体的な連携の仕組みと効果を解説します。

それぞれの事例におけるAIとRPAの役割分担は下表のとおりです。

事例 AIの役割(判断・認識) RPAの役割(作業・実行) 主な導入効果
AI-OCRによる帳票処理 手書き文字や非定型フォーマットの認識・データ化 基幹システムへのデータ入力・照合 入力時間の短縮・ミス削減
チャットボット対応 自然言語による問い合わせ内容の理解・回答生成 パスワード初期化や証明書発行などのシステム操作 対応工数の削減・24時間対応
契約書チェック 条文の法務リスク判定・欠落項目の指摘 修正箇所のハイライト表示・管理台帳への登録 法務担当者の負担軽減
議事録作成 音声データの文字起こし・要約 関係者へのメール送付・タスク管理ツールへの登録 会議後の事務作業ゼロ化
需要予測・発注 過去データに基づく需要予測・発注数算出 発注データの作成・取引先への送信 在庫の適正化・機会損失防止

AI-OCRを活用した手書き帳票のデジタル化と入力自動化

紙の帳票を扱う業務において、AI-OCRとRPAの連携は非常に大きな効果を発揮します。従来、手書きの申込書や請求書はRPA単体では読み取りが困難であり、人間が目視で確認してシステムに入力する必要がありました。

AI-OCR(光学文字認識)を導入することで、手書き文字や異なるレイアウトの帳票でも高い精度でデジタルデータ化が可能になります。その後、RPAがそのデータを自動的に受け取り、基幹システムや会計ソフトへ入力します。

  • AIが手書き文字をテキストデータに変換
  • RPAが変換されたデータをシステムへ自動転記
  • 確認作業のみを人が行うことで工数を大幅削減

この連携により、入力業務にかかる時間を最大で70〜80%削減できるケースもあり、担当者はより付加価値の高い業務に集中できるようになります。

チャットボットと連携した社内問い合わせ対応の無人化

社内ヘルプデスクや総務部門への問い合わせ対応も、AIチャットボットとRPAを組み合わせることで無人化が進んでいます。通常、チャットボットは質問に回答するまでが役割ですが、RPAと連携することで「回答後の処理」まで自動化できます。

例えば、社員が「パスワードを忘れた」とチャットボットに話しかけると、AIがその意図を理解し、RPAに指示を出します。RPAは裏側でシステムにログインし、パスワードのリセット処理を実行して新しいパスワードを社員に通知します。

  • AIが自然言語を解析し、ユーザーの要望を特定
  • RPAが人事システムやADサーバーを操作して手続きを実行
  • 夜間や休日でも即座に対応が完了

これにより、待機時間の解消と担当者の対応負荷ゼロ化を同時に実現します。

自然言語処理を用いた契約書の一次チェック自動化

法務部門における契約書のレビュー業務は、専門知識が必要で時間がかかる作業です。ここに自然言語処理(NLP)技術を持つAIとRPAを導入することで、一次チェックの自動化が可能になります。

AIは契約書の条文を読み込み、自社の法務基準に照らしてリスクがある箇所や、必須条項の抜け漏れを指摘します。RPAは、AIが指摘した内容をコメントとしてファイルに追記したり、契約管理システムへステータスを登録したりする作業を担います。

最終的な判断は人間が行いますが、AIとRPAが下準備を完了させているため、法務担当者は重要な判断業務のみに注力できます。

音声認識AIによる会議議事録の作成とタスク管理

会議後の議事録作成やタスクの割り振りは、多くの企業で負担となっている業務です。音声認識AIとRPAを活用すれば、会議終了と同時にこれらの事務作業を完了させることができます。

会議中の音声はAIによってリアルタイムでテキスト化され、重要事項が要約されます。会議終了後、RPAはそのテキストデータを整形し、議事録として保存すると同時に、決定されたタスク(ToDo)をプロジェクト管理ツールに自動登録し、担当者へ通知メールを送信します。

  1. AIが発言内容をテキスト化し、話者を識別
  2. RPAが議事録フォーマットに変換して共有フォルダへ保存
  3. RPAがタスクを抽出し、担当者のカレンダーやタスクツールへ登録

これにより、情報の共有スピードが劇的に向上し、「言いっ放し」によるタスク漏れも防止できます。

過去データを学習したAIによる需要予測と発注業務

小売業や製造業における発注業務は、担当者の経験や勘に依存しやすい領域です。ここに機械学習を用いたAIとRPAを導入することで、精度の高い在庫管理と発注の自動化が実現します。

AIは過去の販売実績、季節、天候、イベント情報などの膨大なデータを学習し、将来の需要を予測します。その予測データに基づき、RPAが必要な発注数を計算し、発注書を作成してサプライヤーへ送信します。

人間はイレギュラーな事態の監視のみを行えばよいため、過剰在庫や欠品のリスクを最小限に抑えつつ、発注業務の工数を削減できます。

RPAとAIの連携を成功させるための導入ステップ

RPAとAIの連携を成功させる導入ステップ 01 業務の洗い出しと選定 ・業務フローを可視化し、プロセスを細分化 ・定型(RPA)と非定型(AI)の役割を明確に分類 02 ツール選定とPoCの実施 ・自社データを用いてAIの認識精度を検証 ・現場の操作性や既存システムとの連携を確認 03 運用ルール・体制の構築 ・エラー時の修正フロー(Human in the loop)策定 ・継続的なメンテナンスとガバナンス体制の整備 段階的な導入プロセスにより、手戻りを防ぎ導入効果を最大化する

RPAとAIを組み合わせた高度な自動化を実現するためには、計画的な導入プロセスが不可欠です。単にツールを導入するだけでは、期待した効果が得られないばかりか、現場の混乱を招く恐れがあります。成功確率を高めるためには、以下の3つのステップに沿って着実にプロジェクトを進めることが重要です。

自動化すべき業務の洗い出しと選定

最初のステップとして、現在の業務プロセスを可視化し、RPAとAIのそれぞれに適した領域を切り分ける作業を行います。すべての業務が自動化に適しているわけではないため、費用対効果が高い業務を見極める必要があるからです。具体的には、業務フロー図などを作成してプロセスを細分化し、「ルールに基づく定型作業」と「人の判断が必要な非定型作業」に分類します。

RPAとAIの役割分担を整理すると、下表のとおりになります。

区分 RPAの担当領域 AIの担当領域
得意な処理 ルールが決まっているデータの入力・転記・集計 画像・音声・自然言語などの非構造化データの認識・判断
データの種類 ExcelやCSVなどの構造化データ 手書き文字、メール本文、会話音声などの非構造化データ
連携時の役割 AIが処理したデータを受け取り、システムへ登録する「手足」の役割 人間のようにデータの内容を理解・分類し、RPAに渡す「頭脳」の役割

このように業務を分解することで、どこにAIを適用すればRPAの効果を最大化できるかが明確になります。例えば、紙の請求書処理であれば、「読み取りとデータ化」をAIに任せ、「基幹システムへの入力」をRPAに任せるといった具体的な設計が可能になります。

自社に最適なツールの比較とPoCの実施

自動化する業務が決まったら、次に自社の課題解決に適したツールを選定し、小規模な実証実験(PoC)を行います。AIの認識精度やRPAの動作安定性は、実際に自社のデータや環境で試してみなければ正確に把握できないためです。特にAI-OCRなどの認識技術は、読み取る帳票のレイアウトや文字の癖によって精度が大きく変動します。

ツール選定とPoCにおいて確認すべきポイントは以下のとおりです。

  • 自社の業務データを用いた場合に、実用に足るAIの認識精度が出るか
  • 現場の担当者が使いこなせる操作性(UI/UX)を備えているか
  • 既存の社内システムやアプリケーションとの連携がスムーズに行えるか
  • 導入コストと期待される削減工数のバランスが取れているか

PoCの結果をもとに、本格導入前に課題を洗い出し、期待する効果が得られると判断できた段階で導入を決定することが、失敗を防ぐための重要なプロセスとなります。

運用ルールの策定とメンテナンス体制の構築

ツールの導入決定後は、安定した運用を続けるためのルール作りと体制構築を行います。AIは100%の精度を保証するものではなく、RPAもシステム改修などの影響で停止するリスクがあるため、トラブル時の対応フローをあらかじめ決めておく必要があるからです。人とデジタルレイバーが協働するためのガイドラインを策定します。

具体的に策定すべき運用ルールには、以下のような項目が挙げられます。

  • AIの判断結果に誤りがあった場合の、人間による修正フロー(Human in the loop)
  • RPAがエラーで停止した際の業務バックアップ体制と復旧手順
  • 作成されたロボットの管理責任者を明確にし、野良ロボット化を防ぐガバナンス規定

継続的に効果を出し続けるためには、導入して終わりではなく、エラーデータの分析によるAIの再学習や、業務変更に合わせたRPAの修正といったメンテナンス体制を整えておくことが不可欠です。現場主導で運用する場合でも、情報システム部門がサポートできる体制を整えておくことで、長期的な業務効率化が実現します。

RPAとAIの連携に関するよくある質問

RPAとAIを連携させるためにプログラミングの知識は必要ですか?

最近のRPAツールやAIサービスは、ノーコードやローコードで操作できるものが増えており、必ずしも高度なプログラミング知識が必要なわけではありません。ただし、複雑な業務フローの構築や、自社専用のAIモデルを開発して連携させる場合には、専門的なエンジニアリング知識が必要になることがあります。

RPAとAIの連携導入にかかる費用はどのくらいですか?

導入費用は、選定するツールの種類、自動化する業務の規模、カスタマイズの有無によって大きく変動します。クラウド型のAI-OCRと安価なRPAツールを組み合わせる場合は月額数万円から始められることもありますが、大規模なオンプレミス型システムや高度なAI開発を伴う場合は、数千万円以上の投資が必要になるケースもあります。

中小企業でもRPAとAIの連携は導入できますか?

はい、十分に導入可能です。近年では初期費用を抑えられるサブスクリプション型のサービスが充実しており、中小企業が経理業務や受発注処理の一部を自動化する事例も増えています。まずは特定の業務に絞ってスモールスタートすることで、リスクを抑えつつ効果を検証できます。

RPAとAIを連携させるとどのような業務が自動化できますか?

手書き文字の読み取りが必要な帳票入力、チャットボットによる問い合わせ対応、音声データのテキスト化と要約、契約書の条文チェックなどが代表的です。RPA単体では難しかった「判断」や「非構造化データ(画像・音声・自然言語)の処理」を伴う業務が自動化の対象となります。

導入から運用開始までの期間はどのくらいかかりますか?

対象業務の範囲や難易度によりますが、一般的には要件定義からツールの選定、PoC(概念実証)、本番導入までを含めて3ヶ月から半年程度が目安です。既存のテンプレートを活用できる業務であれば、1ヶ月程度で運用を開始できる場合もあります。

まとめ

本記事では、RPAとAIの連携による業務効率化の仕組みやメリット、具体的な成功事例について解説しました。RPAが得意とする「定型業務の正確な繰り返し」と、AIが得意とする「非定型データの認識・判断」を組み合わせることで、従来は人の手でしか行えなかった高度な業務まで自動化の範囲を拡大することが可能です。

労働人口の減少が進む現代において、RPAとAIの連携は単なるコスト削減にとどまらず、企業の競争力を高め、DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させるための重要な鍵となります。導入にあたっては、自動化すべき業務の選定と費用対効果の検証を慎重に行い、現場が使いやすい運用体制を構築することが成功への近道です。

また、こうした自動化ツールが最大限のパフォーマンスを発揮するためには、データの基盤となる基幹システム(ERP)とのシームレスな連携や、システム全体の最適化も欠かせない要素となります。

当社はSAPのスペシャリストとして、豊富な知見と実績をもとに、最適なソリューションをご提案します。 SAPに関するご相談やお見積りのご依頼は、ぜひお気軽にリアルテックジャパンにお問い合わせください。

【本記事の監修体制について】

執筆:リードプラス株式会社

監修:リアルテックジャパン株式会社SAPソリューション事業

この記事は、SAP導入プロジェクトの豊富な経験を持つ当社の専門部門が内容を精査し、 以下の最終承認プロセスを経て公開しています。

最終監修責任者:リアルテックジャパン株式会社 代表取締役社長 松浦 一哉

企業の代表として、お客様の課題解決に繋がる有益で正確な情報発信に責任を持って取り組んでまいります。

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