S/4HANAの勘所:HANA XSエンジンを使ったWebアプリケーション開発

 2015.02.24  リアルテックジャパン

はじめに

S/4HANAの画面は基本的にFioriです。「S/4HANA構成要素について 画面編(Fioriとは)」で説明したFioriの"Analytical apps"はHANAのXSエンジン上で動作します。今回は、そのXSエンジンを使ったWebアプリケーション開発について説明していきます。

なお本記事は、下記シリーズ記事の一部で、他記事も参照されることをお勧めします。
第1回 S/4HANAの勘所:HANAの歴史と概要

第2回 S/4HANAの勘所:HANA Viewを使った分析高速化

SAPシステムパフォーマンス分析パック
「theGuard! SmartChange Transport Management」 導入

第3回 S/4HANAの勘所:HANA AFMとAFLを使った統計解析

第4回 S/4HANAの勘所:HANA XSエンジンを使ったWebアプリケーション開発 【本記事】

第5回 S/4HANAの勘所:HANA基本実践編(PALとLumiraを使った顧客分析)

XSエンジンとは

XSエンジンの"XS"はeXtended application Servicesの略です。HANA上でアプリケーションを開発、デプロイするレイヤーを指します。XSエンジンを含めてHANAをレイヤーで分けると下図のようになります。中間にあるのがXS エンジンでUIとデータレイヤーをつなぎます。XSエンジン上のWebアプリケーションを使うことにより、最下層のデータとUIがつながり、HANA単体で自己完結する統合プラットフォームとなりえます。

S4HANA_XS.jpg

XSエンジンの中身

XSエンジンの中身は基本的にODataサービスとWebリソースの2つです。WebリソースはSAPUI5やサーバサイドJavaScriptです。ODataは実際に下記のような形でブラウザで見ることができます。その特徴は「【第1回】SAPUI5とSAP NetWeaver Gatewayによるマッシュアップ開発入門(序章)」で解説したSAP NetWeaver Gatewayでも使用されているRestfulなインタフェースです。詳しくはリンク先を参照ください。今回はブラウザを通して見ていますが、実使用時は当然ODataに対応したツールで参照する形になります。

S4HANA_OData.jpg

SAPUI5はマルチデバイス、マルチプラットフォームをサポートするWebアプリケーションです。下図がSAPUI5で作られた画面で非常にきれいに見えることがわかります。ABAPスタックやJAVAスタックで動くSAPUI5とほぼ同じ実装方法です。Webのオープンな世界の技術であるため、three.jsなども使えます。

S4HANA_UI5.jpg

※厳密にはSMTPなどもあり、もう少し意味が幅広いです。

まとめ

HANAが統合プラットフォーム足りえるには、DBまわりだけでなく、画面系の機能も有している必要があります。今回は、その画面周辺機能のプラットフォームであるXSエンジンについて説明しました。S/4 HANAのFioriでも使う技術要素であり、調査・設定・開発・保守で必要となる知識範囲です。

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