IANA(Internet Assigned Numbers Authority)にあるIPアドレスの在庫がついに枯渇したというニュースが流れたのは2011年2月3日のことでした。インテックシステム研究所様の有名なIP枯渇時計もこうなってしまいました。
IPv4グローバルアドレスは階層的に管理されています。IANA→RIR→NIR(国別インターネットレジストリ)→LIR(ローカルインターネットレジストリ、JPNICの場合はIPアドレス管理指定事業者)という具合で、枯渇時計もRIR版にリニューアルされています。(日本を含むアジア太平洋地域は,APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)の担当です。)
本記事執筆時点(2011/3/11)で最短枯渇地域のX-dayが2011/7/29と表示されています。(後4ヶ月半、本当に直近です。)
NetWeaver 7.0EhP2からIPv6がサポートになっていますが、今回はSAProuterの話です。
ちょっと調べてみましたが、SAProuterには、IPv4/IPv6の変換機能があるみたいです。 (MS UAGのblogです。)
//blogs.technet.com/b/edgeaccessblog/archive/2010/12/08/connecting-directaccess-clients-to-sap.aspx
SAProuter起動コマンドに-6オプションをつけると「v4もv6も扱える」くらいの認識でしたが、これだけで変換までしてくれるのかもしれません。※すいません、まだ試せていません。
//help.sap.com/saphelp_nw70/helpdata/JA/aa/bee1f551a348c7b23894b93cf5994b/frameset.htm
確かにSAProuterは非透過Gateway(=web proxyみたいなもの)なので、できて当然なのかもしれません。
Firewallでv4変換できない場合でも、この機能でv4変換できるので、とりあえずIPv6しか持たないユーザが現れても問題なさそうです。
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