先日SQL Server 2008での2次インデックス圧縮のサポートについてお知らせしたばかりですか、今回もサポートに関する記事となりました。ノート1076022が更新され、SQL Server 2008 R2が正式サポートされる事となりました。ただし、2010年9月現在では従来のSQL Server 2008と同様にBasisリリース7.00以上が対象です。(ノートの参照にはSAP社Market Place IDが必要となります。)
Note 1076022 - Release planning for Microsoft SQL Server 2008 (R2)
ここで、一つ注意する点があります。ノートの中での以下の記述です。
This means that you will not find explicit SQL Server 2008 R2 entries in the Product Availability Matrix. Instead, the SQL Server 2008 entries automatically declare both SQL Server 2008 and SQL Server 2008 R2 support.
Product Support MatrixではSQL Server 2008とSQL Server 2008 R2は区別されずに記載されるということで、つまりSQL Server 2008の記載があればR2も利用可能ということになるということです。
SQL Server 2008 R2ではUCS-2というUnicode利用時のデータベース圧縮や、プロセッサとして256コアのサポート等の新技術も導入されており、ハードウェアスケーラビリティの進化に追従するものとなっています。蛇足ですが筆者の個人的にはSQL ServerだけでなくWindows Server 2008 R2も早くサポートされることを期待しています。
2010/11/17 追記 SAP環境でWindows Server 2008 R2がサポートされました!
/blog/windows-server-2008-r2.html
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